
多くの方はスライドを作成する際 Microsoft Office のパワーポイントを使用しているかと思います。
ですが、現在はパワーポイント以外のスライド作成ツールが登場してきており、状況によってはそちらを使った方が良い場合もあります。
本記事ではそうしたスライド作成の便利ツールについて紹介していきます。
Contents
スライド作成ツールとは
スライド作成ツールとは、プレゼンテーションなどで使用する、資料を作成するためのツールのことです。
スライドショー作成のツールとしてはMicrosoft Office のパワーポイントが有名ですが、それ以外にも無料で使用できるさまざまなツールがあります
これまではスライド作成ツールを使用するときは専用のソフトをダウンロードしなければいけませんでした。
ですが、近年はクラウドやインターネット技術の発展により、ブラウザ経由で使用できるなど利便性が大幅に向上しています。
スライド作成ツール3選
ここではスライド作成がおこなえるツールを3つほど紹介していきます。
Google スライド

1つ目は Google が提供している「Google スライド」 です。Googleは検索エンジンだけでなく、のシステムやアプリの開発を行っており、 Googleスライドはその一環として誕生しました。
Google スライド最大の特徴は「作成したスライドが Google ドライブに保存される」ことです。
基本的に Google スライドは Google ドライブ上でデータを作成するため、保存先も自動的にGoogle ドライブになります。
Googleドライブに保存されるメリットは、「外部からの編集が容易になること」です。
GoogleドライブはログインIDとパスワードがわかれば、どの端末からでもアクセスできるため、オフィスではパソコン、出先では携帯しているタブレットで、帰宅中にはスマートフォンなど様々な機器で編集がおこなえます。
また Google スライドで作成したスライドショーは、パワーポイントやKeynoteとの互換性が保たれています。
そのため急遽パワーポイントで資料を作ることになったとしても、簡単に対応できるのが特徴です。
Beautiful.AI

2つ目は「Beautiful.AI」です。
AI という名前がついている通り、AIによる補助機能が搭載されています。
その機能の一つが自動位置調整機能です。
ページにオブジェクトを追加するとAIにより自動で、ほかのオブジェクトがサイズ変更されるなど、適宜最適化がおこなわれるようになります。
オブジェクトの調整は意外と面倒な作業です。
そうした作業を省きたい場合は「Beautiful.AI」を利用してみてはいかがでしょうか。
またスライドテーマが60種類と豊富にあり、さらに著作権フリーの画像もたくさん用意されているのも魅力の一つです。
Canva

3つ目のスライド作成ツールは「Canva」です。
Canvaのアプリやソフトが用意されており、そちらをインストールするとより快適にスライド作成がおこなえますが、ブラウザ上からでもスライドの作成が可能です。
さらにブラウザ上で作成したスライドはそのままスライドショーに移行できます。
セキュリティの都合によりオフィスで使用しているパソコンが持ち込めない場合などはCanvaでスライドを作成しておくと便利かもしれません。
スライド作成ツールの使い方
先程紹介したスライド作成ツールの使い方を紹介していきます。
Google スライド
- Googleドライブの左上のメニューより、「Google スライド」を選択してください

- 表示されたスライドで、プレゼン資料などを作成します。(保存などは自動で行われます。)

- 作成したスライドをPDFなどで出力したい場合は、メニューの「ファイル」⇒「ダウンロード」から出力形式を選択しましょう。

Beautiful.AI
- AIにアクセスしてログインしてください。Googleのアカウントがあればそちらも使用できます。
- 画面左上にある「NEW PRESENTATIO」を選択してスライド作成をおこないます。

- 既存のテンプレートを使用したい場合はSample Presentationを選択します。

Canva
- 最初はアカウント登録です。FacebookやGoogleアカウントからも登録が可能です。
- スライドで使用するテンプレートを指定します。

- テキストブロックやオブジェクトは画面右側から選べるようになっているので、必要なものを選択して使うようにしましょう。

まとめ
今回紹介したスライド作成ツールを使えば、スライド作成がより簡単になります。
しかし、スライドを作成するためのツールは変化しても、スライドの作成者は変わりません。
そのためどんなに便利なツールがあったとしても、使う人のスキルや知識が不十分であればよいスライドが作れない場合はあります。
作成ツールは便利ですが十分に使いこなすには、使う側も一定レベルの技能が要求されることは理解しておきましょう。
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